グローブ選び

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ウィンタースポーツの必需品

ゴーグルと同じく、スキーでもスノーボードでも必要となる道具として「グローブ」があります。
グローブは一見するとただの防寒具のように思われがちですが、実際にはそれだけではなく、同時に手の保護をするという意味があります。
グローブを装着していないと、転倒時に手が大きく傷付いてしまい、大きな怪我に繋がる場合もあります。
もちろん、凍傷のような症状を防ぐという意味でも、グローブには大きな意味があります。

それでは、グローブを選ぶ場合に重要となる、「構造」について紹介します。
グローブは外部に「シェル」「フィルム」「インナー」といったような部品があり、これらの構造によって性質の違いがあります。
自分の目的に合わせてこれらが適切なものを選択しなければなりません。

まず「シェル」ですが、これはグローブのもっとも外部に当たる部分です。
多くのグローブは革製のものを使っており、主に保温と安全確保が目的のパーツとなります。
革が使われることが多いのは、頑丈であるためにこれらの効果が高いためです。
スキー用にグローブを選ぶ場合には、内側部分のシェルが「ストックを握る」構造になっているものを選びましょう、スノーボードの場合にはこれは必要ありません。

次に「フィルム」についてです。
フィルムはシェルとインナーとの間にある部分で、風や水などを通さないような構造をしています。
革製であることが多いグローブは、縫い目などからこれらが侵入してしまうことが有り、これが手に届かないようにするために遮断する必要があるためです。
高性能なグローブとなると、水は通さないものの水蒸気は通すようになっており、長時間滑走しても蒸れにくく快適に使えるようになっているものもあります。

最後に「インナー」についてです。
これはもっとも内側のパーツで、手と直接触れる部分となとります。
手触りの違いがあるだけではなく、伸縮の違いなどもあるため、どの程度動かしやすいのかにも違いが生じることになります。

高いグローブが必要か

グローブの価格というのは、実はかなり幅があります。
1000円前後で購入することができるような格安のグローブもあれば、数万円するような高級なグローブも有ります。
値段が高ければそれだけで良いものだ、とは断定することは出来ませんが、やはり利用されている素材などの関係から質の違いがあることは多いのは事実です。

安いグローブでももちろん装着しないよりは良いですが、必要十分な効果を得ることが出来ないケースは考えられます。
特に安いグローブの場合には寒さを感じやすい物が多く、指の動きが鈍ってしまうことが考えられます。
そこまで高額ではなくとも、ある程度の質を保っているものを選ぶと良いでしょう。